ガラスペンの材料は、試験管やフラスコと同じ素材の、
通称パイレックスと呼ばれている「ボロシリケートガラス(膨張係数32.5)」で、
熱に強く、軽くて丈夫です。
松村潔氏のガラスペンは、酸素バーナーを使って一つ一つ手作りで作られており、
完成後は一本一本試し書きをしています。
色ガラスをねじったり、中空ガラス(モール)管を正確にまっすぐ引いたりすることは、
長年の経験と技術がなければできません。また、色ガラス管は割れやすいため、
加工時には最新の注意が必要です。
特に、書き味の決め手となるペン先を炎で加工する時には、神経を集中し、
一瞬で仕上げていきます。通常、ガラスペンは、ペン先の溝が8本のものが多いですが、
松村潔氏のガラスペンは、インクのまわりをよくするため、10本の溝が入っています。
加工後は、ルーペを使って細部まで確認をした後、ヤスリを使い、
最後は手の感覚で確認をしながら仕上げていきます。この時は、
息を殺して、磨りあう音と手に伝わってくる振動を感じながら完成させていきます。
最初から最後まで、これまで積み重ねてきた経験や実績、ノウハウを生かしながら、
一本一本のガラスペンに集中し、愛情を込めて作っていきます
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